傾聴とは?効果や共感について(実践編)

ココロのノウハウ
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どんなときに傾聴を行うの?

傾聴は、何らかのストレスで悩み、苦しんでいる人に対し、自己表現によってストレスを開放させるために行います。

今回の内容は、専門的では無く、ビジネス、福祉/教育の現場、家族/友達同士などでの、日常のコミュニケーションでも使える傾聴です。
例えば、友達と飲み屋で飲んでる時、親子の食卓での会話の時、でも傾聴は使えます。

「傾聴とは?編」でもお伝えしましたが、人は話を聞いてもらうだけでも十分に癒やされます。それは自己表現によって、ストレスが開放するためです。

なので、目的は、“開放による癒やし”と設定してください。

「たくさん話しを聴かせてもらおう♪」で良いです。「ナイスなアドバイスをしなければ…」などと気負う必要もありません。

まずは、相手の立場になり、一緒に気持ちを共有すること。それだけを考えてみてください。

聴とは?効果や共感について(知識編)

本人が話すだけで大丈夫?

基本的には大丈夫です!

話すことで悩みが解決することが多いのです。それは、すでに本人の中に答えがあることが多いからです。

話し手がストレスを解消(話をする)することで、その自分の中にある答えを受け止めやすくなります。

傾聴する時って特別な時でしょ?

日常において、特に意識をせず、なにげに傾聴を行う習慣になっていると、周囲が幸せになるだけではなく、傾聴している本人も気持ちが軽くなり、ストレスが少なくなることが分かります。

傾聴は気負ってするものとは考えず、普段から日常的に使うものとして捉えてみてください。

傾聴力とは何?

傾聴力とは傾聴する為に身につけるべき力です。

  • 相手の気持を理解できる力
  • 短い言葉で伝える力

上記の2つがうまく連動することで、相手からの信頼が生まれ、相手のストレスの開放につながります。この2つを鍛えるイメージを持ってください。

傾聴の基本姿勢って何?

それでは、傾聴で最も重要な根本的な2点。

  1. 相手の話しを自分のことのように想像しながら聴く
  2. 相手をそのまま受け入れる

傾聴の目的は、相手が話すこと(自己表現)によって、ストレスを開放する、ことです。

相手の話を分析して、正しい結論を出すことではありません。

まずは話してくれている相手の、気持ち、考え、ストーリー等を、出来る限り相手の気持ちになって、親身に聴きます。徹底的に、ありありと、自分が今一緒に経験しているように感じていきます。

相手の言葉遣い、表現の仕方、価値観などは関係ありません。

そして、その相手を、そのまま、そういう人である、と受け入れてください。そこには、善悪や自分の価値観での判断は、一切存在していません

これを傾聴に最も大切な「共感的理解」と言います。

「共感」と「同調」は違う!?

「共感」と「同調」。この2つの違いを認識しましょう。これは話す側・聴く側にも非常に大切なことです。

例えば、相手に特定の人物に対する攻撃的な憤りがある場合

共感:その相手の「怒り」を客観的に理解し、共有すること
同調:相手と同じ感情になり、同じように特定の人物を攻撃する

傾聴する場合は、あくまで、相手のその状態とその感情を客観的に理解し、相手の心情を受け入れ、共有することが重要です。

「この人の価値観はこうなっているから、こういうことがあれば、こういう風に感じるのはよく分かる…」というような認識の仕方です。

傾聴に必要なスキルってある?

以下の3つを心掛けてください。

  1. 相手の感情や話しを短くまとめて返す
  2. 大きくうなずく
  3. 沈黙も大切にする

特に1が重要です。

「あなたは、こう思っているのに、その人がこう言うから、あなたはこう思ったんだね…」
「こうしたんだけど、こうなったんだね…。だからこう思ったのかー…。それは悲しかったね…」
「あの人からこう思われるんじゃないかって思ったの?それで怖いと思ったんだねー…」

と言ったように、短く、「これがこうだから、こうだった(感じた)んだね」と内容を反芻すること。これを深い共感を持って、繰り返し行うことが傾聴です。ほぼ、これのみです。

「~で腹が立つ!」という話だった場合、「本当は寂しいんじゃない?」のような返しはNGです。傾聴をしているときには避けてください。

他には以下のような細かいスキルもあります。

  • 言葉やゼスチャーを真似をする
  • 目線を相手に向ける
  • 話を聞く時は前傾姿勢や、自分のアゴを手で触ったりします。

など。

ただし、細かい技術的なテクニックにはあまりこだわらず、誠意を持って話を聴くことがもっとも重要です。

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これはやってはダメ!を教えて。

このNG対応は、あくまで傾聴をする上でやってはいけない対応です。しかし、この対応をしないでいられる方は本当のプロです。普通は非常に難しいです。

傾聴の目的と効果をしっかり認識して、考え方を変えていきましょう。

  • 善悪/良い悪いを決め、裁くこと
  • アドバイス
  • 自分の話を長々とする

傾聴の目的は、相手に、自分を表現してもらうことでストレスを開放するためです。
自分の身の上話をすることではありませんし、善悪を決めることでもありませんし、立派なアドバイスをすることでもありません。

しかし、やはり難しい状況は必ず生じます。

自分の価値観や考え方などにより、相手の話しが受け入れ難いとき

このケースがとても多く、聴く自分にとって、大きなストレスになる場合が多くあります。聴く自分のココロも充分に大切にしなければいけません。※下記の「やっぱり、相手の価値観に共感できない!」を参照

立場上なんらかのアドバイスがある場合

相手が充分に話しをして、その癒やしが引き出された後、あくまで相手の立場に立ち、アドバイスを行ってください。
もしくは、質問を重ねて、相手が自ら答えにたどり着けるよう導いてください。

相手の命、身体/ココロに重大な実害がある状況と判断した場合

すぐに、しかるべきところに相談をしてください!

傾聴?共感?できたら苦労しないし!!

確かに難しいときがあります…。

そういう時に使う、考え方のテクニックがありますのでご紹介します。

やっぱり、相手の価値観や考え方に共感できない!

相手の価値観をそのまま受け入れるのではなく、”そういう価値観で、そういう状況であれば、それはたしかに苦しいだろう”、という解釈をしてください。そこに共感することが重要です。

なので、このように返答します。
「あなたはこう考えてるのに、こうなったのなら、それは苦しいねー…」、「あなたはこう考えてるのに、こうなったから、とても悔しく感じたんだね…」など。

この回答の仕方を身につけることが必要です。

でもでも、やっぱり、相手の考え方が許せない!

3つあります。

  1. 本人が変化するにはタイミングがある
    話している本人のストレスが開放された場合、自ら苦しんでしまう思考や価値観に気づき、変えたいを本気で思って初めて変化しはじめます。時間をかけ待つことも重要です。
    なぜなら、本人が変化するにはタイミングがあるからです。自ら変わりたいと思わないと、どんなに的を得たアドバイスでも役に立ちません。むしろ、拒絶感を持たれてしまいます。
  2. アドバイスを求めているときは、アドバイスをする
    相手がアドバイスを求めているようでしたら、相手の立場から受け入れやすいアドバイスをしてみてください。もしくは質問形式で、自ら答えを出せるよう導いていってください。
    ただし、言葉上アドバイスを求めているように見えても、本心ではそうではないことがよくあります
    そういった場合、「自分ではどうしたら良いと思う?」という質問は非常に有効です。「わからないから聞いてる!」的な答えであれば、自分なりの解決策を提案してみてください。けして強要と受け取られないよう注意してください。
  3. その人から離れる
    あまりにも自分がストレスになるようでしたら、その人から離れてください(カウンセラーを目指している人なら、自分のココロのケアを身に着けてから行ってください)。

相手の話や感情に、なにか違和感を感じる…

相手の話に対する理解が不十分なケースです。話しの表面や言葉ではなく、その隠された本心がまだ見えていないと考え、更に相手の身になって考えてみてください。

練習ってできる?

ひたすら、何度も実践してみることがイチバンです。

まずは、相談、面談等、特別な場じゃなく、日常での会話に、そっと傾聴を取り入れてみてください。特に、相手の言葉と気持ちを短い文章で反芻することは、日常でもさまざまなプラスの効果があります。

大きくうなずいて、目をみて…。

話をしている相手がいつもと変わってくることに気づくでしょう。

もう、まとめて!長ーい!

ごめんなさい…

傾聴は、相手のストレスを開放し癒やすことが目的ですが、日常的に使えると、自然に周囲が癒やされ、自分も癒やされます。

ただし、本格的に傾聴を行う仕事に付く場合は、しっかりと自分の根本が癒やされている状態で行ってください。その場合、まずは自分が気づいてない根源的なストレス(ほとんどがインナーチャイルドです)が無いか、プロのカウンセリングを受けるなどして、自分に向き合ってください。

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