リワークの意味って?効果はその人次第…

ココロのノウハウ
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私自身、リワークを利用したり、そこで支援やカウンセリングを行ったり、深く関わってきました。

今回は簡単にですが、リワークについて、自分なりの見解を書きます。

ポポロンさん
ポポロンさん

リワークってなんだろう…

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リワークの意味

リワークは、メンタルが不調で長期の休養を取っていた方や、そもそも働いたことが無い方でも利用できる、復職のためのプログラムです。

「リワーク」(Re-Work)とは、ある程度まで回復した休職中のメンタルヘルス不調者を対象に、復職に向けたウォーミングアップを行うことをいいます。いきなり職場へ戻って働きはじめるのではなく、専門の公的機関や医療機関などに通い、オフィスに似た環境で実施されるさまざまな復職支援プログラムを通じて再発リスクを軽減。療養生活から本格的な職場復帰へ、無理なくスムーズに移行させるのがねらいです。

出典:『日本の人事部』人事労務用語辞典について

リワークとは―会社に戻るための注意深い「リハビリ」 - 『日本の人事部』
「リワーク」(Re-Work)とは、ある程度まで回復した休職中のメンタルヘルス不調者を対象に、復職に向けたウォーミングアップを行うことをいいます。
ポポロンさん
ポポロンさん

たしかに、メンタルの不調で長期の休暇になったら、復職するのって大変だもんね…。

そうなんです。多少回復したからといって、職場に復帰しても、また休職する方が多いんです。私もそうでした。

本人は、職場に迷惑かけてる、と思っていたり、家族とかに心配かけたくない、って思っている方が多く、できるだけ早く復職しなくては、と焦ってしまいます

私が利用したのは就労継続支援という施設で、ハローワークに行って紹介してもらいました。

私は休職後、本復帰できず退職して、自分なりに回復に取り組んでいました。ある程度体調が戻ってきたので、社会復帰を何度か試みましたが、やはりうまく行かずに、退職を繰り返していました。

自分なりに今までの復職の失敗を見直してみると、焦りが原因で、時間的にも日数的にも無理をしているように感じたので、それをハローワークで相談してみました。

そのおかげで、時間や日数などが自由になりつつ、自分の興味ある仕事ができる場所を紹介してもらえました。それが、就労継続支援施設でした。

その後、そこで「支援をする立場」として働くようになりましたが、そのおかげで、利用する側と支援する側の両方を経験できました。

効果は利用するタイミングしだい

では、効果はどうでしょうか。

ポポロンさん
ポポロンさん

なんか、効果ってありそう

現場で見てると、効果がある人とない人がはっきりと別れています。それは、その人が施設等を利用し始めたときから、おおよそ分かるものです。

ポポロンさん
ポポロンさん

へー、分かるんだ…。で、効果がある人とない人の違いって何?

それは、心の準備ができているかどうかです。

実際、復職の計画、練習/リハビリ、といったものがリワークのプログラムなので、施設ではしっかりと相談をしながらできます。

ただ、その前段階として、そもそも、本人がどのような状態でリワークを始めるか、が重要なんです。

というのも、復職するには重要なチェックが2つあります。

メンタル不調の「本当の原因」

ひとつは、自分のメンタルの不調の原因が何かということ。

たいてい、復職を考える時点では、本人は自分のメンタルの不調の原因を把握していることが多いですが、およそ、その多くは表面的なことです。

ポポロンさん
ポポロンさん

えー。表面的では無いと思う…

たしかに、たいていは的を得ているのですが、更に追求していく必要があるんです。

メンタルの不調の原因は、前職場での人間関係や、働きすぎであることが多いですね。

人間関係が原因の場合、その相手の問題と考えてしまうと、克服することが困難になります。もちろん、その相手から逃げ出すことが重要ですが、同じような相手が今後も出てくるでしょう。

働きすぎが問題であれば、自分が壊れてしまうほど働いていた原因は何か、その環境から逃げ出さなかった原因は何か、逃げ出せないと思っていた原因は何か、などを把握し、対策を考えていない限り、いずれ同じような環境下に行き、同じような失敗を繰り返してしまいます。

ポポロンさん
ポポロンさん

失敗を繰り返したくない!

いずれも自分の価値観が大きな要因で、そこに対するアプローチができていない場合、同じような原因に対し、同じ症状に陥りやすいのです。なので、リワークの効果は、その状態しだい、その人しだい、になってきます。

焦りから「時期」を見誤っていないか…

2つ目の問題は「時期」です。

ポポロンさん
ポポロンさん

時期って…。リワークのプログラムなら、専門の人がしっかり考えてくれるんじゃないの?それに、完全回復してからの復職って、できればいいけど、難しいでしょ…

たしかに、完全に回復してからのリワークというのは難しい状態ですし、それであれば、リワーク自体が必要無いですよね。完全な回復なんて考える必要は無いと思います。

ポポロンさん
ポポロンさん

うん、むずかしすぎる

とはいえ、リワーク自体にも、ある程度の回復が必要です。

体力やメンタルの回復が伴っていない状況で復職した場合、いずれ、復職時の状態より悪化することは想像できますよね。リワークも同じです。

リワークをする時、復職に対する焦りがある場合は、その焦りから開放される必要があります。もちろん、リワークしながらで構いません。

焦りは自分(家族等)が持っている価値観から来るもので、自分のメンタルや体調の状況とは別のものです。

ポポロンさん
ポポロンさん

開放できるなら、苦労しないよー…

そうなんです、この焦りへの対応はとても難しいので、別に記事にします。

ポポロンさん
ポポロンさん

おねがいするね!重要なことだから

わかりました。では本題にもどります。

そもそも、リワークの時点で、さまざまな関係者の方からのアドバイスがありますが、結局は本人の意思や意向に沿う形を取らざるを得ないところがあるんです。なので、最終的には自分が決断することになります。

だからこそ、これらの2点を見直し、しっかり認識している必要があります。ある程度本質に向かい合い、カウンセリングを受けるなどしてから、リワークを受けることをおすすめします。

でも、もっと簡単にいうと、とにかくゆっくり休んで、すこしでも楽しいことをして(なかなか楽しいと思えないですよね)、ココロも身体もしっかり休めたところで、動き出してほしいのです。

見極めは「仕事がしたい」かどうか

ポポロンさん
ポポロンさん

じゃー、原因の見直しができて、ゆっくり休めたとして、いつリワークを始めればいいの?

リワークをし始める時期は自分で分かります。

見極めは、仕事がしたい、と思えるかどうかです。焦りとは関係なく。

ポポロンさん
ポポロンさん

えー、仕事自体したくないよー…。こんなの私には無茶…。

そうですよね。でも、そう思えるかどうかが、とても重要です。

私達が仕事をしていく上で、実は様々な「思い込み」をしています。その「思い込み」とは、自分が「常識」と思っている価値観であることが多いのです。

その「思い込み」から、自分の本質からズレている場合、ストレスが発生します。「仕事がしたいと思えないけど、しなければいけないから…」と思う場合、あなたとあなたの仕事は合っていません。

ポポロンさん
ポポロンさん

でも、どうしようもできないよ…。好きなことを仕事にできる人なんてほとんどいないし、私はできない…。

好きなことを仕事にできないかどうかは、もっともっと検討できます。とはいえ、たしかに高いハードルに感じます。

「仕事をすること自体は嫌いじゃないよー」って方なら、メンタルや体調が回復してきたら、仕事がしたいと思い始めます。こういう方は、焦りとは関係なく「仕事がしたい」と思えたときが、その時期です。

そうじゃない方は、前職場に復職する場合などは、しっかりその職場で良いかどうかに向かい合う必要があります。

そして、自分にストレスの少ない環境の職場をしっかり考える必要があります。

「自分がやりたい仕事はあるけど、できない」と思っている仕事が、本当にできないかどうかも、見直す必要があります。それは、新しい職場を探す方も同じです。

ポポロンさん
ポポロンさん

難しいけど、大切なことだね…。でもそれができれば、人生が変わるかも…。

どんなことよりも、まずは「休む」ことが大事

さまざまな環境があり、休んでられないと感じる状況があることはとても良くわかります。

それでも、ゆっくり休む必要があります。メンタルの問題は、命の問題でもあるからです。

どうしても、家族やお金などの問題でゆっくり休めない場合、専門家に相談することもできます。市町村役場には、そのような支援をしてくれる部署があり、無料で対応してくれます

まずは、そのような然るべきところに相談し、ゆっくり出来る環境を作ることが必要です。

ポポロンさん
ポポロンさん

そうなんだよね、ほんとに親身に相談に乗ってくれるところが多い!

そして、ゆっくりと身体とココロを休めることに専念してください。しっかり休み、その後リワークをはじめましょう。

リワークを受けるには

筆者はリワークなどの概念がないまま、ハローワークに行き相談をしました。同じようにハローワークに行くのも良いですし、担当医に相談するのも良いよ思いますが、お住いの市町村役場に行き、相談されるのが最も良いと思います

市町村にはそのような包括的な支援をしてくれるところが沢山あるので、適切なところを紹介してもらいましょう。

【こちらに厚生労働省が発行している職場復帰の手引きのリンクしておきます】
ただし、こちらは、企業等向けでもあるので、なかなか読み込むのは難しいと思います。実際は、体調の良いときに、お住いの市町村役場にご相談に行くのが良いと思いますが、ご参考までに。

メンタルヘルス対策における職場復帰支援 心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引【厚生労働省 中央労働災害防止協会】メンタルヘルス対策における職場復帰支援の手引き
 

 

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