人は幸せになるために生まれてきました。
どんな人にとっても、これだけは間違いありません。
これまでの人生も、これからの人生も、あなたが幸せになるためにあるのです。
楽しかったことはもちろん、苦しかったことや悲しかったことでさえも、あなたが幸せになるためにあるのです。
今、あなたが幸せではないなら、幸せを感じる生活へと変えていきましょう。
幸せになるためには、ちょっとしたメソッドが必要です。
この記事では、長期に渡ってうつ病だった私自身が、毎日を楽しめるようになったスキルをご紹介します。
幸せになりましょう! あなたは幸せになるために生まれてきたのですから。
幸せになるための“基礎”

この記事でご紹介する主な内容は、幸せになるための基礎です。
それだけでも十分に幸せを感じますが、更に毎日を充実させ、幸せを持続させるには、基礎の次に進む必要があります。
基礎の次への進み方は記事の最後の方で簡単にご紹介しますが、今後、個別の記事としてもご紹介していきます。
では、まずはしっかりと基礎を行っていきましょう。大きな変化の始まりです!
今回お伝えする内容は以下の通りです。
- 人は幸せになるために生まれてきたと認識する
- 幸せになることを自分に許す
- 苦しみの原因は、他人の目・他人の価値観・常識
- 自分の好きなこと・楽しいことを、めいっぱい楽しむ
- どうしても苦しいことは思い切って手放す
- 更に幸せになる、そして継続させるには
以上の内容を2つの記事に分けてお伝えします。
すべて大切な内容ですが、特に2つ目の「幸せになることを自分に許す」がとても重要です。
これができれば、それだけでかなり改善します。
それでは、順番にお伝えしていきますね。
人は幸せになるために生まれてきた、と認識する

人は幸せになるために生まれてきました。
なぜ、そう言えるのでしょうか。
それは、幸せを感じることが、精神の健康や体の健康に密接に結びついていると、最近の研究やリサーチで次々に証明されているからです。
《幸せの効果に対する研究結果》
→健康になる(ときには病気が回復する)
→長生きする
・自律神経の調整
・ストレス耐性の強化
・人間関係の向上
・仕事などでの生産性の向上
・学力向上
・よりクリエイティブになる
・エネルギーの上昇
など
簡単にまとめてみると、心が幸せを感じたときに、身体の生命力が上がり、精神は落ち着き、能力が向上する、ということです。生きていくうえでの本質的なことばかりです。
このように、幸せを感じることがどれほど生きる本質に影響があるか(大切か)を考えれば、「人は幸せになるために生まれてきた」と言える理由がお分かりいただけると思います。
更に、近年世界中から見直され注目されている仏教でも、「人は幸せになるために生まれてきた」と教えていますし、哲学者であるアリストテレスは『幸福は人生の意味および目標、人間存在の究極の目的であり狙いである。』とも言っています。
医学・心理学・宗教・哲学、さらに言えば、ここに紹介していないスピリチュアルでさえ、全て同じ結論なのです。
心も身体も合わせて、人間の仕組み自体がそうなっているんですね。
人間に生まれたという時点で、人は幸せになることが「義務」でさえあるということです。
『人生の義務はただひとつしかない。それは幸福になることだ』ヘルマン・メッセ
幸せになることを自分に許す

前章で“人は幸せになるために生まれてきた”という根拠を説明したのには、理由があります。
それは、“あなた”も幸せになるために生まれてきた、ということを知ってほしいからです。
毎日を幸せに感じられない人は、“自己肯定感”が低い傾向があります。
なので、知らないうちに、自分で幸せになることを拒否していることが多いのです。
心のどこかで「私なんて…」って思っていませんか?
自分がどんな人間かなんて関係ないのです。
もしも、幼い頃ころからあなたが誰かに否定され続けていたとしても、関係ありません。
あなたが過去に行った行為から、今だに自分を許せなかったとしても、関係ありません。
自分の醜いところばかりが目についたとしても、関係ありません。
あなたが人間である以上、幸せになるために生まれてきたのです。
もしあなたが、今、心からそう思えなくとも大丈夫です。
まずは、知識として認識してください。そして、この記事で紹介することを少しずつでも実践し続けば、どこかで必ず腑に落ちます。
過去に何があったとしても、今後何があるとしても、自分の幸せを作るのは自分しかいないのです。
私も、長いうつ病ですべてを悲観していた時、「理屈は関係なく、自分は幸せになってもいい」と信じる努力をしました。それで、初めて一歩前へ踏み出せたのです。
もうひとつ大事なことがあります。
それは、常に今を楽しむことです。
将来のことを考えることは大切なことですが、将来のために今を楽しめないとしたら、それは何かが間違っています。
今を楽しまないままその将来を迎えても、また新たな将来の心配を見つけ、常に将来のために今を耐える“苦しみの習慣”になってしまいます。
あなたがすることは、今も将来も楽しむことです。常に今を楽しみながら、更に将来も楽しむ準備をすればいいのです。
苦しみの原因は、他人の目・他人の価値観・常識

あなたが幸せを感じない理由が、人やペット、お金、モノ、地位などの喪失、人間関係のストレスなど、具体的な理由があるなら、それは個別に対応する必要があります。
もしも、あなたが慢性的に幸せを感じることができずに、自分を卑下したり、将来を悲観しているなら、あなたは「他人の目」「他人との比較」「常識」といったものに囚われすぎているのかもしれません。自分自身の本来の価値を放棄しているとも言えます。
人は、心が望む方向に進むと幸福を感じます。
そこからズレるとストレスを感じます。
そのストレスは病気となって、心や身体を蝕むことも多いのです。
では、なぜズレるのでしょうか?
それは、幼い頃から築いてきたあなたの価値観や常識が、あなたの心に基づいていないからです。
あなたの心とは違う方向を向いているとも言えます。
それらの価値観は他人から与えられたもので、根強く頭(脳:マインド)にインプットされています。
その価値観によって、親切心や思いやりに似せた“偽の愛情”を、“本物”と勘違いしていることさえあるのです。
偽物の自己犠牲。心が望んでない犠牲ですね。
更に頭は、理屈さえ通れば、他人や自分への残酷な行為さえも正当化してしまいます。けっこう恐いものなんです。
幸せを感じにくい人は、この不安定な頭に自分をゆだねて生きていることが多いのです。
それに対し、心(ハート)は本物の愛情に基づいています。自分への愛情と他人への愛情です。
幸せは、自分を認めて自分を愛することから生まれてきます。
それは心が望む姿だからです。
そして、自分を認めると、気持ちに余裕ができはじめ、他人を思いやることができます。
いつも幸せな人は、頭と心を客観的に比べて、心が望むことを上手に選ぶことができるのです。
自分の好きなこと・楽しいことを、めいっぱい楽しむ!

でも、いきなり自分を認め愛しましょうと言われても、簡単にはできませんよね!
なので、小さく自分を認めることから始めてみましょう。
これから、お伝えする内容を行うことで、小さくとも(もちろん大きくとも)自分を認めることができるようになっていきます。
幸せを感じる3つのこと

数々の研究やリサーチなどから、幸せを感じやすいと言われている行動や習慣があります。
その中から中心となる3つを取り上げます。
① 日常での「楽しい」「ワクワク」
② 人のためになること
③ 手放すこと
この3つ、感覚的にしっくり来るように思いませんか?
①の「楽しい」「ワクワク」は、間違いなく心から発せられる感覚ですよね。そして②の「人のためになる」は、素直に心が喜びます。
この2つ、なんとなく、子供の頃を思い浮かべませんか?
振り返ってみると、私達はこれらが本当の幸せだったということを、ずっと心の隅に追いやっていた気がします。
そして、最後に③「手放すこと」。苦しむ原因を手放す…。この中では唯一大人的な感覚がしますね…。
“幸せ”が「ステータス」や「お金」だと苦しんでしまう

一方、さまざまなリサーチから、「不幸」に繋がりやすいと言われているものがあります。
それは、地位や名誉などの“ステータス”や“お金”などです。
そんなの分かってるよー!と言われそうですが、そうでも無いんです!
だって、今だにビジネス書って結構「デキる人間になるには」「稼ぐにはこうやれ!」的なものですよねー。
私自身がうつ病になったのは、このステータスが原因でした。
たしかにこれらは、一時的に大きな幸福感をもたらすことがあります。
しかし、これらは、さらなる欲求が増え続けたり、失ってしまう恐怖に囚われやすいのも事実なのです。
一見素晴らしく感じる”優勝”や“金メダル”などもステータスの一部です。
”優勝”や“金メダル”って、夢としてはとても素敵に思えますよね。
でも、オリンピックの金メダルを取った途端、人生を見失い、命を絶ってしまった悲しい出来事が、この日本でありました。
金メダルを取る。でも、取った先のビジョンが無い場合、そこから苦しむのです。
これらの喜びが続くのは、数時間から数日間と言われています。その先は喪失感です。
幸せを手に入れるために、ステータスやお金などが必要なケースがあると思います。
ただしその先に、本当に心が喜ぶ目的があって初めて成り立ちます。ステータスやお金は、あくまで手段や通過点でしかないのです。
それでは、実践編へ↓↓↓

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