就労支援施設をうまく利用するためのココロ構え

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メンタルの不調による長期の休養後、復職はやはり大きく気になるところです。

復職の気持ちが固まった場合、復職への準備として、就労の復職支援施設を利用することはオススメです。休職からの復帰はゆっくりに限るからです。

人それぞれだと思いますが、本当なら短い時間で、週2回程度から始めた方が良いです。とはいえ、短く少なくスタート出来たからと言って、上手くいくとも限りませんね。

今回は自分が就労支援施設を利用しながら、うまく回復できた状況を書いてみます。

こちらに厚生労働省から就労を支援する立場に向けた参考になるプレゼン資料をご紹介します。
このような視点から就労の支援がなされています。

就労支援の基本的な考え方 – 厚生労働省

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就労の支援施設に来る3つのタイプの人たち

おおよそ、就労の支援施設に来る人達は3通りのタイプがあるように思います。

・できるだけ早く復職をしなくてはと焦ってる人
・周りに進められて来たけど、利用するのは不安でしょうがない人
・比較的ニュートラルに来る人

自分はニュートラルな感じでしたが、やはりこのタイプの人は続きますねー。

自分は何度も失敗したので、少なくゆっくりと決めて入りました。週1回の2時間。異様に少ない利用です。そこでの仕事を覚えながら、集中してやれたのでストレス無く続きました。

失敗した時は、気負いが大きく、「ねばならない思考」に捉えられてましたが、失敗のおかげで、周りと上手く…などの気負いも無く、自然に日数が増えていきました。

利用を始める人達はみんな当然緊張します。でも、比較的気負ってない人たちは、自分のペースがうまくつかめ始め、楽しんで通いはじめます。

3つのタイプの中でも、1番失敗する人たちは、自分の意思で来ていない人たちでした。自分は不安でしょうがないのに、家族や支援の人に進められて来る人たちです。

上手くその施設が合い、仲の良い人ができた人などは、そのまま続く人もいました。

復職を急いでる人は、短期間でここを卒業するんですが、結構戻ってくる人が多くいました。結局、復職に失敗しています。

働く練習は少なく短くから

始めから毎日来て仕事をする人たちは、気負い過ぎて途中で潰れることが多いんです。自分も失敗した時はそうでした。

なので、最初は自分がこれなら出来る、と思う回数より、更に少なく短く設定することをオススメします。慣れてから日数や時間を増やせば良いんです。それで様子を見てください。

私も、就労の前日に気が重くなり体調が悪くならないか、当日の朝に体調を崩さないか、就労の日が辛く1週間気持ちが落ち込んだままになってないか、などいろいろ様子を見ながら、増やせそうなら日数を増やしていきました。

難しいけど「気負わない」

メンタルの不調で体調を崩す人にとって、「気負わない」というのは、ハードルが高すぎますね。それができたら、ここにいないってくらい難しいです。

それでも、やはり、「気負わない」というのが重要なんです。他の人と比べたらダメです。自分の中では比較的気負っていない感じ、くらいで良いです。

このような場所は、いろんな人がいます。自分が自分でいようとするには、もってこいの場所でもあります。大抵の人が大なり小なりコミュニティーの障害があり(そうは見えないけど苦手な人も多い)、あなたの挙動は皆の許容範囲だったりします。

なので、人が怖く話しにくければ、それを施設の人に伝えて、フォローしてもらいながら、ゆっくりとやれば良いです。「ダメな自分のままで良いのかも」くらいに考えると、比較的気負わずにできます。

自分は失敗が続いたので、焦ると長引くことを実感できました。なので、気負わず、孤立がいいやー、って感じで進められたのが良かったんです。結局みんなと仲良くなりました。

まとめ

先ほども書きましたが、このような施設はいろんな人がいます。そして、皆、メンタルの不調を経験しているので、分かりあえる感があります。痛みを経験している分、根本が優しいんですね。

なので、長くいると自然に仲の良い人ができたり、分かりあえる人ができたりします。もちろん、あまり人と関わりたくない、という気持ちも尊重してくれます。

だから、焦らずに、ゆっくりと進めていく覚悟をしてから、利用すると良いと思います。

意外と家に帰るよりここにいたい、と思うようになるかもしれません。そういう人たちを沢山みてきました。

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