この記事では、質問にお答えする形で、嫌われる勇気についてお伝えいたします。※アドラー心理学の書籍「嫌われる勇気」を解説したものではありません
Q&A 嫌われるのが怖くて、自分を演じてしまう…
とても傷つきやすい繊細な人なのですね。人の顔色が変わるのがとても怖い。怖いから、人を怒らせたくないし嫌われたくない。
だとしたら、無理に嫌われることに注目しなくてもいいと思います。
視点を替え、なりたい自分に少しずつ変えていきましょう。
・「嫌われること」に注目しすぎない
まずは、自分の、嫌われるのが怖い、という気持ちを受け入れてあげましょう。それはそれでいいのです。嫌われたくないのはあたりまえです。
次に、誰にでも明るく接することができる自分を、すごいと認めてあげてください。本人的には嫌な自分の一面かもしれませんが、それは素晴らしいことでもあるのです。
そのうえで、本当の自分に目を向けていきましょう。あなたが注目すべきなのは自分です。自分の心であって、「嫌われること」ではないのです(「嫌われること」に注目すると、必要以上に、恐怖心に襲われます)。
・ほんの少しだけ自分の意思を出す
まずは、相手が変に思わない程度に、自分の意思を出してみましょう。
簡単なことから始めます。笑顔を作りたくないときは、少しだけ笑顔を崩してみる。側にいたくない人の側から少し離れる。離れている時間をちょっと増やす。断っても問題なさそうなことは、断ってみる。
何かを断るにしても、あえて嫌われる言い方をする必要はありません。上手に断わればいいのです。
そうやって、嫌だなと思える自分を、意識的に少しずつ減らして、意思表示することに慣れていきましょう。
・心の通い合う仲間をつくる
次に、側にいたい、一緒に話したいと思える人を見つける。その人の側に少し近づく。笑顔でいたいときは、いつもより笑顔になる。そうやって、大切にしたいことを、少しだけ大切にしてみましょう。少しずつ慣らしていくのです。
側にいたいと思える人は何人いてもかまいません。一人じゃなくていいです。本当に心を通わせられる仲間が数人できると、気持ちが変わってきます。
・好きなもの、夢中になるもの、得意なものをつくる。
次に、好きなことに夢中になる時間を増やしましょう。これはとても大切です。
自分の好きなことはありますか? 得意なことはありますか?
日常の中で、自分は何が好きで、何が得意で、何を大切にして、何が苦手なのかを観察してください。自分のことをたくさん知ってほしいのです。
このとき大切なことは、自分を裁かないこと! 自分のひとつひとつを「良い悪い」などと判断しないこと。むずかしいんですが、ただ、こうなんだ、と思うようにしてください。ただ、好きなんだ、苦手なんだ…。
そうしながら、自分の心を喜ばせることを見つけて、それを行い、楽しみましょう。とても大切なことなのです。
・全員に好かれようとするのは、みんなに嫌われる可能性が高い
よく言われることですが、みんなに好かれようとすることは、たくさんの人に嫌われる可能性が高いです。
嫌われたくない人は、人の言うことを聞いてしまいます。すると、それを利用しようとする人が寄ってきます。利用しようと寄ってくる人は、みんなに嫌われていることが多いので、そんな人の側にいるあなたも、嫌われ始めるのです。
みんな、嫌っていることを、あまり表面には出しません。気づきにくいことも特徴です。
【Q&A】嫌われる勇気:嫌われるのが怖くて…【まとめ】
自分の意思を出すことに、少しずつ慣れていくこと、心の通う仲間をつくること、自分の得意なものを見つけること、そうしながら、生活を楽しむことが大切です。
嫌われることに注目せずに、楽しむことに注目してください。そうやって毎日を楽しめるようになったとき、以前より、勇気が出せるようになっています。
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