本日の名言をお届けします。今回はゴルダ・メイアの名言です。
「自分を信じるのです。一生をともにして幸せな気分でいられるような自分を作り出しなさい」ゴルダ・メイア
唐突ですが、演歌歌手の氷川きよしさんは、ジェンダーレスであることを公表し、女性として美しい姿を公開しました。演歌に求められる男らしい姿と、そうではない本来の自分との間で、とても苦しんでおられたようです。
公表は、とても勇気が必要だったと思います。それでも、氷川きよしさんには公表する必要がありました。なぜなら、自分が自分でなくては、生きることが苦しいし、意味がないからです。素晴らしいご決断だと思います。自分が自分である、ということは本当に大切なことです。でも、そうあることは、とてもむずかしいことでもあります。
ということで、今回の名言です。
名言の主は、ゴルダ・メイアさん。1898年生まれ。ロシア出身でイスラエルの政治家、イスラエル初の女性首相。ジェンダーレスではありません。外務大臣時代に、旧来の性であった「マボヴィッツ」を「メイヤ」(ヘブライ語で「燃え輝く」)に改名。
幼少時代から首相時代まで、彼女の周りには暴力や戦争がつきまといました。暴力や戦争を嫌いながらも、首相時代には、自国の兵士を、自らの決断で戦場に送ります。現実を尊重せざるをえない反面、常に平和を望み続けた彼女は、苦悩し続けました。「たとえ勝ったとしても、戦争は望まない」という発言の後、1974年、戦争より神の休日(贖罪日)を尊重したという理由で、彼女は首相を退任させられます。
彼女の名言はたくさん残っていますが、ある特徴があります。それは、自分は不美人、ずうずうしい、歳を取っている、男性優位の時代に女性である、など、世間にはマイナスと取られかねない自身の側面を、そのまま受け止め、肯定したものが多い、というもの。彼女が首相としてアメリカを訪問した際、マスコミが「おばあちゃんが買い物袋を提げてやって来た」と報じたことからも、彼女の飾らない性格を感じられます。
今回の名言で、彼女は、自分自身に正直でありなさい、そのうえで成長しなさい、と伝えています。自分自身を知り、自分自身を受け止め、自分を偽らない。そうあって、初めて幸せになれるのだ、と言っているのではないでしょうか。
ひとつの名言にこだわり、記事を書いています。最近「ぼやき」になりがちで申し訳ありません。
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