まわりの人たちは、そつなく、うまくこなしているのに、自分は何をしてもうまくいかない。誰のせいでもない。自分が悪いだけ…。こんな自分が嫌いで嫌いで…。
自分だけがうまくいかない、自分がダメなんだ、そのように感じてつらいときに読む名言や言葉をご用意しました。
【名言とノウハウ】自分だけうまくいかないと感じた時の7つの言葉
言葉には、大きな力があります。あなたに届く名言が、みつかりますように。
・人間を堕落に… ゲーテ
自分を傷つける、堕落させる、それができるのは、最終的に自分自身です。もっと言えば、自分が自分を嫌うなら、どこまででも自分を傷つけ、堕落させることができるのです。
自分が自分を嫌うのは、自分に理想を押しつけて、自分を裁いているから。他人や何かから刷り込まれた善悪で、自分を裁いているからです。善も悪もなく、自分は自分なのです。ただ、自分なのです。
自分に理想を押しつけ、自分を裁いている
・否定されても… 精神科医Tomy
誰かに何か言われたとしても、たとえ否定されたとしても、あなたが悪いとは限りません。もし、悪いところがあったとしても、あなただけが悪いわけではないはずです。さまざまな原因が、複合的に絡んでいるものなのですから。
それでも、自分が悪いと思うなら、時間をかけて修正していけばいいのです。修正できなければ、違うことでカバーしていきましょう。そんな感じでいいのです。
自分が悪いところは、ゆっくり時間をかけて修正していく。それでいい。
・なにかズバ抜けている人… 斎藤一人
あなたにとって「なにもうまくいかない」と思えることがあるなら、「すごくうまくいくこと、いっていること」が別にあるはずです。
ただしそれは、今のあなたには見えにくくなっているかもしれません。うまくいかないところや自分の嫌いなところばかりが目について、頭から離れなくなっているからです。それはただ、良いところが目に入らない、というだけのことです。
今は良いところが目に入らないだけ。あることにさえ気がついていない
・トロいけど… 石清水ナツ
トロいというのは「ゆっくり考えることができる」ということ。思慮深いとも、用心深いとも言えますし、じっくり味わう、とも言えます。
私はせっかちなので、本気であこがれます。特にうつ病になってから、ゆっくりという大切さを、嫌というほど学びました。
もちろん、せっかちにも良いところはあります。同じように、どんなことにも、さまざまな側面があります。だから、自分が楽しめる、もしくは納得できる側面を選びましょう。それでいいのです。
一つのことにも、たくさんの側面がある。どの側面を選ぶかは自由
・他人の世界を… 千秋真一
自分の世界は、解釈ひとつで変わります。自分が楽しめる解釈をすれば、その後の行動も変わります。
焦ってもいいし、落ちついてもいい。嫌ってもいいし、好きになってもいい。「まだある」と感じてもいいし「もうない」と感じてもいい。自分にプラスになるように、自分が楽しめるように、解釈すればいいのです。
自分の世界なら、解釈ひとつで一気に変わる
・優秀な人は… 精神科医Tomy
自分だけうまくいかない、と感じているひとは、おそらく、とても「まじめ」な人です。一生懸命まじめにがんばるけど、うまくいかない。どうしても苦しくて、途中で挫折する。そして、自分はダメだと自分を責める。
それでは倒れて当然です。うまくいかないのは、ただ、うまくいくまでのペースが、他の人とは違うだけかもしれません。うまく手を抜いて、しっかり休みながら、自分のペースで頑張ればいいのです。
自分のペースと他人のペースは違う。自分のペースで、うまく手を抜きながら頑張る
・よわいままのわたし… 多和田総子
もう、最高ですね! 自分のままでいいって「思えるように」生活をする。すごい!
自分に合わせて生活をするのは、本来、あたりまえです。でも、私たちは、そのように生活していません。それって、本当におかしなことです。すごくまちがっている。
でも、まちがっていることには気がつきません。特に私は、すごいレベルで気がつきませんでした。気がつくために、私にはうつ病という荒療法が必要だったのです…。
自分に合わせた生活をすることがあたりまえ。でも、自分を解らなければまちがうこともあたりまえ
【名言とノウハウ】自分だけうまくいかないと感じた時の7つの言葉【まとめ】
まずは「POINT」のおさらいです。
自分に理想を押しつけ、自分を裁いている
自分が悪いところは、ゆっくり時間をかけて修正していく。それでいい。
今は良いところが目に入らないだけ。あることにさえ気がついていない
一つのことにも、たくさんの側面がある。どの側面を選ぶかは自由
自分の世界なら、解釈ひとつで一気に変わる
自分のペースと他人のペースは違う。自分のペースで、うまく手を抜きながら頑張る
自分に合わせた生活をすることがあたりまえ。でも、自分を解らなければまちがうこともあたりまえ
何かと器用にできる人がいて、何かとうまくできない人がいるとします。この2人のうち、将来、幸せを見つけやすいのはどちらか。それは、うまくできない人の方かもしれません。
うまくできない人は、できないことを習得するために、時間をかけます。時間をかけて習得したことは、その後、さまざまな形で役に立ちます。身につくので、流用しやすいのです。しかも、できないところから始まるので、できなくても、うろたえまえせん。あたりまえと受け取るからです。そして、できた喜びをしっかり味わえるのです。
何かと器用にできる人は、できるといっても、全てではありません。だから、できなければ、挫折をしやすいし、根気も持ちにくい。しかも、できることに対しての喜びも薄いのです。もともと、できるのがあたりまえですから。
うまくいかない人は、今後、うまくいく喜びを知り、うまくいく人は、今後、うまくいかない苦しみを知るのです。そうやって、お互い、幸せとは何かを学んでいくのです。
それに、いっけん、器用だから順調だからといって、幸せとは限らないですよね。見えないところで、大変な苦労をしているかもしれません。だとしたら、その人は「自分はうまくいっていない」と思っているかもしれませんね。
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