【今日の名言】「『分かってよ』と思い、『分かってくれぬ』とすねる。涙する。」若だんな(うそうそ/畠中恵)

つらい苦しい…
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今日の名言をお届けします。今回は小説「うそうそ」の主人公、若だんなの言葉です。

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今日の名言

小説「うそうそ」は、江戸の街を舞台に、病弱で優しい若だんなと、個性的な妖怪たちが織りなす、ほっこり時代ファンタジー小説。「しゃばけ」シリーズの5作目。

若だんなが、ボロボロさんざんな旅の途中に出会った、子どもの姫神(齢1000歳)お比女(ひめ)。今は恵まれた境遇にありながら、人間からひどい目にあった1000年前の出来事の悲しみが癒えず、成長できず苦しんでいる彼女…。若だんなが彼女の深い悲しみと向き合ったときに気づいた、彼女の奥底の想い。それは、彼女と若だんなの共通する想いでした。それがこちら。

私自身の中にも、この想いがいっぱいです。それはそれは強くて大きい…。胸焼けします。

どうも私は、想いが強すぎるようです。強い想いはやっかいです。なぜなら、想いの量に感情が比例してしまうから。喜びも大きいが、悲しみ苦しみも大きい。それは、なかなかしんどいことで、自分がうつ病で苦しんだのも、そのせいだろうと思うのです。

想いの強さは治らなさそう。どうしよう…。と、意外と真剣に悩むのですが、どうしようもありません。なくそうとしてもなくならない。だから上手に付き合うしかないんだなーと思うのです。

この名言を読んだときは、涙するくらい気持ちがよく分かりました。分かってもらいたい、でも、分かってもらえない。私はおとなですから、そんな自分勝手な想いはダメだ、と自分をいましめます。いましめれば、余計に苦しい。ぐるぐるぐるぐる…。回り回って、結局、心が壊れてしまいました。現在は、今のカウンセラー師匠に話を聞いてもらいながら、その想いを少しずつ解放しています。

やはり、強い想いは、自分ひとりでは解決しにくいんですね。だから、気持ちを話せる、もしくは、共有できる人や、そんな場所が必要だと思うのです。実際に人に会わなくても、ネットなどで気持ちを共有できます。それだけでも、とても解放されます。同じような人の言葉を、読んだり聞いたりするだけでも、気持ちが解放されます。

でも、最終的に自分の想いを分かってあげられるのは、自分自身なんですよね。うつ病の経験で、そのこともよく分かりました。

とはいえ、なかなか苦戦ばかり…。でも、「分かってもらいたい」の先には、「分かってあげたい」が待っています。自分もいつかは、「分かってあげたい」気持ちに溢れたい。分かってもらいたいのは、みんな一緒ですから…。そうやって、想いは循環するんだなー、と思いながら、今も「分かってもらいたい」自分と向き合っています。

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