受験生なのに、無気力でずっとやる気が出ない…。他人に、どんどん引き離されるのに、頑張れない…。頑張れないくせに、打たれ弱い自分…。
「頑張れない状況」というのは、本人にとっては、とても深刻です。強い自責の念にかられ、苦しみます。しかし、実際は以下の通りです。
そんな状態なのに、本当にそんなに頑張らなくてはいけないのでしょうか?
【名言とノウハウ】もう頑張れない…変わりたいのに変われないあなたに贈る10の言葉
言葉には、大きな力があります。あなたに届く名言が見つかりますように。
・なんだかすべてが嫌になった… 浜ロン
「頑張れない」という苦しみは、「どうしても嫌」という気持ちと、「やらなくちゃいけない」という意識のぶつかり合いです。
人間は、ストレスに強くはありません。大きなストレスがかかったり、長くストレスが続くときは、身体がだるくなり、無気力になります。ストレス症状です。今のあなたの状態は、その状態かもしれません。
だとしたら、これ以上、心が拒絶していることを続けるのは良くありません。ストレスは万病の元。引き金です。今後、大きく健康を害してしまうかもしれません。
心が拒絶していることを続けない
・諦めたら… 浜ロン
頑張れない状態とは、心と身体が、悲鳴をあげている状態です。限界に近いのです。自分に合わないことを、無理に続けてきた結果かもしれません。
だとしたらどうでしょう、諦めてみては?
そんなことできない、と思うかもしれません。でも、これ以上続けても、その苦しみが続くだけです。心も身体もすでに限界に来ているのですから。
きっぱり止めることができないなら、せめて、手を抜きましょう。心では諦めるけど、周りには、頑張ってるように見せる。それでいいのです。あなたの人生で、最も大切なのはあなた自身ですから。
ただ「苦しいだけ」の道に、未来なんてありません。あなたが活躍する道は、別にあります。
あなたが活躍する本来の道は、別にある
・心配するな… 一休宗純(一休さん)
今、あなたが頑張ることで、得ようとしている結果があります。でも、その結果を得られなかった人って、世界中にたくさんいませんか? たぶん、たくさんいます。
だとしたら、それが得られなくても、なんとかなるはずなんです。それでも幸せな人は、たくさんいます。
結果が得られないことを恐れるのは、自分の「プライド」、もしくは、他人からの「評価・押し付け・叱責」などが原因。たしかに、それらは、いろいろ怖いです。でも、そんなものは、トイレに流しちゃいましょう。あとで、自分が幸せになることで、見返してやればいいんです。
実際、世の中は「幸せになったもの勝ち」ですから。
最終的に「幸せになったもの勝ち」
・他人ってガッカリ… 精神科医Tomy
他人ってガッカリさせて、いいのかもしれません。なぜなら、他人をガッカリさせない人などいないのですから。
あなたも、他人にガッカリさせられてきました。 「気持ちを分かってくれなかった」「無理やり何かを押し付けられた」「約束を破られた」いくらでもあるはず。
そして、あなたもすでに誰かをガッカリさせてきました。 誰でも、人をガッカリさせて生きているんです。避けられません。しょうがないのです。
だからといって、あえて、人を傷つけるようなことはしないでいいですが、誰かがガッカリするからと言って、あなたが苦しんでいいわけではありません。犠牲になる必要はないのです。
誰かをガッカリさせないために、あなたが苦しむ必要はない
・人生はいたって単純… スザンヌ・サマーズ
楽しめる競争なら、楽しんでしましょう。でも、そうじゃないなら、しなくてもいいのです。競争に組み込まれても、勝手にさせておけばいいです。勝たなくてもいい。
「勝たなくてはいけない」なんて幻想です。誰かがそんなこと言ってるなら、適当に相槌を打っておけばいいんです。負けると怒られるなら、謝って反省しているふりをする。そして、いつかそんなところから抜け出す計画をたてる。
そもそも、競争は「一度だけ」でも「今だけ」でもありません。勝ち続けるなんて無理なことだし、不毛です。そんなことを望むより、その競争を手放すほうが、よほど大きい喜びを得られます。
競争は手放すほうが、大きな喜びを得られる
・「逃げる」って選択肢に… 浜ロン
「諦める」とか「逃げる」とかって、そんなに悪いことでしょうか? 戦(いくさ)では、状況に応じて逃げることも、戦略のひとつです。
人生とは、自分の「幸せ」を追求すること。心だけじゃなく、肉体、細胞一つ一つまでも「幸せ」であることを喜びます。
もう頑張れないという状態(強いストレス反応)は、決してゴールの方向にあるものではありません。道を間違えている、間違った戦い方をしているという、心と身体からの合図です。
だから、間違ったものは捨てましょう。それが「諦める・逃げる」です。本当の幸せを手に入れるために、本来の道を探しましょう。
間違っているものを捨てる、それが「諦める・逃げる」
・自分に甘い自分が… 浜ロン
私たちは、子供のころから、心や身体に合わない「価値観」や「競争」を教え込まれてきました。
私たちは、そんな価値観のせいで、自分自身を「甘えている」と苦しめることがあります。でも、そうではありません。「甘えてる」のではなく、自分自身を守ろうとしているのです。自分に合わず自分を苦しめるものへ「NO」を突きつけているのです。
だからこう考えてください「自分に甘い自分でいい。それが生きるうえで、大切なこと」。
自分に甘えて、大丈夫なんです。自分の心に素直になってさえいれば、自分に本当に必要なことは、ちゃんとやりますから。
自分に甘い自分でいい!それが生きるうえで、大切なことだから
・劣等感を… 枡野俊明
頑張れない自分は、ダメな人間。これは、間違っています。あなたが、頑張れないのは、もう充分に頑張ってきたからです。
あなたが、他人より頑張れないとしたら、あなたが、その面では、他の人より苦痛を感じやすいからです。逆に、別の面では、他人より飛び抜けて頑張れることがあるはずです。
だから、頑張れないのは、あなたには合っていないということ。
それで自分を見下し、自分を嫌いになっているとしたら、それは劣等感をこじらせていると言えます。あなたがそこが苦手だからといって、実際のあなたの価値とは、なんの関係もありません。
人それぞれ苦痛の感じ方が違う。他人と比べても意味がない
・私が人生を諦めて… ヘルマン・ヘッセ
あなたが、自分を苦しめているのは、他人の(もしくは一般的な)価値観を自分に押し付け、自分を責めているからです。
自分だけじゃなく、誰かに責められることもあるでしょう。
人は絶望まで行きつくと、2つの道に別れます。ひとつは「自らの人生を終わらせる」悲しい道。もうひとつは「自分を苦しめていた価値観から抜け出す」道。
「自分を苦しめていた価値観から抜け出す」道というのは「自分を苦しめているのは『自分が頑なに信じていた価値観』だった」と気づくこと。「その価値観を捨てることで幸せになる」と気づくこと。それは「プライドを捨て、自分の悪いところも良いところもそのまま受け止め、肯定する」ということです。
絶望まで行きつくということは、とても危険なこと。だから、日々の「苦しみ」や「悲しみ」は、自分に向き合うチャンスと受け止め、価値観を見直しましょう。
頑張れないという苦しみは、いらないこだわりを手放すチャンス
・一億総活躍社会… 浜ロン
ところで「活躍」とは何でしょう。「世間的な成功」でしょうか? でもそれは「幸せになりにくい」という調査結果がたくさんあるものです。
だったら、そんなことは放っておいて、自分の「好き」なこと「得意」なことに夢中になる、それを楽しむ方が、よっぽど良さそう。
でも、ここでいう「活躍」が、「自分の『好き』なこと『得意』なことを掘り下げ、ちょっとでも人に役立つこと」って感じのものなら、悪くはありません。ぜひ「活躍」しましょう!
「世間的な成功」なんて、どうでもいいのです。マイペースで、好きなことを楽しみましょう!
自分の「好き」なこと「得意」なことを掘り下げ、ちょっとでも人の役に立つ
もう頑張れない…変わりたいのに変われないときの【まとめ】
では、もう頑張れないときの要点とノウハウのまとめです。
心が拒絶していることを続けない
あなたが活躍する本来の道は、別にある
最終的に「幸せになったもの勝ち」
誰かをガッカリさせないために、あなたが苦しむ必要はない
競争は手放すほうが、大きな喜びを得られる
間違っているものを捨てる、それが「諦める・逃げる」
自分に甘い自分でいい!それが生きるうえで、大切なことだから
人それぞれ苦痛の感じ方が違う。他人と比べても意味がない
頑張れないという苦しみは、いらないこだわりを手放すチャンス
自分の「好き」なこと「得意」なことを掘り下げ、ちょっとでも人の役に立つ
頑張れないときは、ストレスがすごく溜まっているとき。身体がだるく、頭もはたらかない。苦手なことを無理に続けてきたので、もう、限界に来てるのです。
なのに、他の人のことばかり気になってしまう。みんな頑張っているのに…。
違います。あなたは、他の人よりその分野が苦手なのです。だから、同じことをしていても、他の人よりストレスが大きい。その分、余計に頑張ってきたのです。
誰でも、苦手なことをすれば、そうじゃない人よりストレスが大きい。あたり前のことです。
あなたは、あなたが得意なこと、楽しいことに力を使うべきです。もう頑張れないなら、もう頑張らない。適当にやる。もしくはやめる。今のあなたの心や、体の細胞レベルで求めていることが、そういうことです。
※こちらは「頑張れない」のカテゴリーです
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