他人と自分を比べ、妬み、怒り、落ち込み、自分を見下す…。多くのエネルギーを、そんなことに使う毎日…。
自分は、なぜ、こんなにできないんだろう…、なぜ、こんなにダメなんだろう、なぜ、こんな性格なんだろう…。
いつも、他人と自分を比べて落ち込んでいるあなたへ、心に染みる名言を、厳選してご用意しました。
言葉には大きな力があります。あなたに届く名言が見つかりますように。
・悔しいと思うのは… 野原ひろし(クレヨンしんちゃん)
あなたには、誇りがあります。だから、苦しいのです。でも、その誇りを、心の奥底に沈め、蓋をかぶせています。
なぜなら、自分が「理想通りではない」から。そんな自分になんて、誇りを持てない、そう考えているから。
本当は、あなたがあなたであるだけで、最高の人間なのです。優劣なんて、ただの部分、一面。意味のない価値観。
そんな価値観を捨て、蓋を開け、沈んだ誇りを抱きしめてあげて欲しいのです。
いらない価値観を捨て、自分の誇りを大切にする
・嫌になるくらい自分に… 作者不明
あなたが他人に負けないところがあります。それは、他人と自分を比較してきた「苦しみ」です。量、もしくは、大きさ、深さ。
一度、それを、褒めてあげてもいいのかもしれません。だって、大変な苦しみだったのですから。ストレスも大きかったはずです。
そして、その苦しみを背負いながら、今を、一生懸命生きています。だから「よく頑張ったね」って、自分を褒めてあげて欲しいのです。
たくさんの苦しみを経験してきた自分を褒めてあげる
・これが欠点だって!?… ライナス(スヌーピー)
あなたが思う自分のダメなところを、すべて「個性」ということにしてみませんか?
自分のダメなところを受け入れている人って、本人の意向にかかわらず、けっこう他人から好かれていますよね。
ダメなところを受け入れるって、なかなか難しい面もありますが、ダメなところに対抗するより、ずっとストレスが減ります。自分を好きになれますよ。
ダメなところを見つけて「あり!」「もう、それでいい!」と、OK印を押していきましょう。
自分のダメなところを「個性」と決めてしまう
・まず事実をつかめ… マーク・トゥエイン
あなたが落ち込んだ原因を、「良し悪し」の判断なしに見つめてみます。
すると、ただの事象(できごと)になります。「ただ、そういうことがあった」だけ、「ただ、そうだった」だけ。
一度、その視点に立ってみます。そして、その後に、好きな解釈をしましょう。
自分を苦しめたいなら、そこで、苦しめる解釈をします。でも、違う解釈もできます。解釈せずに、「そうだった」で終わらせることもできるのです。
実際は「ただ、そうだった」だけ。あとは好きに解釈をしよう
・迷った時ほど遠くを見よ… 孫正義
私たちには、こだわりがあります。そのこだわりは、とても大きな力を持っています。だから、縛られます。
本来、こだわりは、何かを楽しむ道具です。こだわって、楽しむのです。なのに、そのこだわりが、自分を苦しめることがあります。
こだわるときは、とても重要だと思っています。でも、後々、振り返ってみると、ほとんどが「こだわらなくてもよいこと」だったりします。
だったら、苦しむ「こだわり」なんて、捨ててみてもいいのかもしれません。
「こだわり」は、本来、楽しむためのもの。苦しむのなら、捨ててみる
・上には上がいるわ… 精神科医Tomy
最終的に大切なのは、自分が楽しいかどうか、幸せかどうかです。
あなたが幸せになるものは何でしょうか。自分に無いものを探し、それを求めること。それとも、自分にあるものを見つけ、それを大切にすること。それとも、自分の目標を決め、一歩一歩努力すること。いろいろありそうです。
あなたは、あなたの答えを知っています。
あなたの中にある、あなたの「幸せのもと」を見つける
・自分が良い人間だということを… ラ・ロシェフコー
ありのままの自分、それは、最も大切なこと。あなたにとっては、「他人と比べて落ち込む自分」も「ありのままの自分」です。
であるなら、他人と比べてもいいではありませんか。べつに犯罪ではありません。
でも苦しいですよね。そんなときは、あえて、こう言ってみてください「私って、すぐ他人と比べるよねー。それも、かわいいね」
そして、別のことを考えます。自分の好きなこと、楽しいこと、仕事でもいいです。それらを大切にして、それらに夢中になりましょう。
すべてが、大切なあなた自身なのです。
「わたしってすぐ他人と比べるよねー。それも、かわいいね」と言ってみる
・負けてる自分を探す… プーカー02
あなたの脳は、他人と比較する癖がついています。そういう脳の回路が、太いパイプのようになっています。
それに対抗するのは「自分を認める『考え方』」です。脳の癖に対し、理性で対抗するのです。
とはいえ、あなたはすでに、他人と比較することの無意味さを、充分に理解しています。だから、複雑な考え方など、必要ないかもしれません。
ただ「ダメで良い!」と決定しましょう。そうするだけでも、充分に効果があります。
「これがわたし。ダメでいい!」と決める
・どうしたら自分を… ながれおとや
人のために何かできると、嬉しくなります。だから、何かしてみませんか?
喜ばれなくては、と思うと、失敗しやすいですね。だから、小さなことを積み重ねてみましょう。
感謝されなくても、余計なことだったりしても、それでいいのです。掃除でもいい。なんでもいい。自分にとって得意なこと。簡単にできること。
純粋な気持ちでそれを行いましょう。であれば、どんなに小さいことでもいいし、失敗してもいいのです。「何をした」ではなく、「なぜした」のかが、大切なのですから。
簡単にできることで、誰かのために何かする
・賢い人とは… アイスキュロス
自分が理想通りではないこと、たくさん失敗すること、すぐ落ち込み、すぐ怒ること…、ダメな自分に苦しんできた、それらすべてが、あなたの大切な経験です。
幸せは、苦しみの先にあります。苦しみを通らないと、幸せにはたどり着かないのです。
だから、あなたは、他人よりも、幸せの大切さを知っています。苦しみから得た、大事なものを知っているのです。
苦しんできたからこそ分かる、大切なことがあるはず
いつも人と比べて落ち込んでいるあなたへ【まとめ】
では、いつも人と比べて苦しんでいるあなたへの、要点とノウハウのまとめです。
いらない価値観を捨て、自分の誇りを大切にする
たくさんの苦しみを経験してきた自分を褒めてあげる
自分のダメなところを「個性」と決めてしまう
実際は「ただ、そうだった」だけ。あとは好きに解釈をしよう
「こだわり」は、本来楽しむためのもの。苦しむのなら、捨ててみる
あなたの中にある、あなたの「幸せのもと」を見つける
「わたしってすぐ他人と比べるよねー。それも、かわいいね」と言ってみる
「これがわたし。ダメでいい!」と決める
簡単にできることで、誰かのために何かする
苦しんできたからこそ分かる、大切なことがあるはず
脳のクセに対抗できるのは、脳(理性)です。あなたの脳のクセは、他人との比較を強要し、落ち込ませます。
だから「そんなの意味ないし、どうでもいい」と決定してください。そうやって、新たな価値観で対抗するのです。
対抗しながらも、比較する脳を、受け入れてあげてください。脳が比較するたびに「そう思っているんだね」と、批判せずに、客観的にとらえてください。
※こちらは「人と比べる〜」のカテゴリー一覧です
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