怒りと悲しみが交互に訪れ翻弄されるとき、私たちは、他人だけじゃなく、自分さえも嫌い、気持ちは深く闇に沈みます。
そんな、悲しみと怒りでやりきれないとき、あなたの気持ちを落ち着かせる名言や言葉をご紹介します。
【名言とノウハウ】悲しみと怒りでやりきれないときに読む7つの言葉
言葉には、大きな力があります。あなたに届く名言が、みつかりますように。
・傷つくのはあなたが… マーサ・ヒックスマン
あなたが、誰かに傷つけられたにしろ、自分自身に傷ついたにしろ、「やりきれない」ほど傷つき苦しむのは、あなたが「深く」「心豊か」な人だからです。
「心豊か」というのは、「繊細」さがあるからこそ。それは、傷つきやすいということです。だから、深みも、豊かさも、繊細さも、今のあなたには「苦しみ」になることが、多いかもしれません…。
でも、いずれ、それらは成熟します。そして、人に「癒やし」や「安心」を与えられる源泉になるでしょう。あなたは「宝」の所有者なのです。
心豊かなあなたは「宝」の所有者
・悲しみを背負っているだけで… マーサ・ヒックスマン
今は悲しみも、怒りも味わいましょう。怒っていないふりも、悲しんでいないふりも、する必要はありません。
そして「自分はこんなに怒っているんだね。悲しんでるんだね。苦しかったね」と自分に声をかけてあげてください。
怒りの対応には「コツ」があります。怒っている自分を「客観視」するのです。上記の「自分に声をかける方法」以外にも、「怒りを100段階で図る方法」があります。怒りの最大値が100だとしたら、今はどのくらいでしょう。客観的に計ってみてください。
このように、怒りは、ただ客観視するだけでも、やわらぎます。悲しみも、同じです。
怒りや悲しみを「客観視」する
・暴言を吐く悲しい人は… 仏陀
もしあなたが、誰かの言葉や態度に傷ついたのならば、少なくとも、「自分が傷つけたのではない」ことに、誇りをもってかまいません。
逆に、自分が誰かを傷つけてしまい、その自分に対して怒り、悲しんでいるのであれば、傷つけてしまった自分ではなく、「それを悲しんでいる自分」がいることに、安心してかまいません。
自分の「優しさ」を見つけ、受け入れる
・ものの理を説くことは… エミール・オーギュスト・シャルティエ
いえいえ、できるなら、ものの理を説いて、相手(たまに自分)を突き飛ばしてやりたい!って私はよく思います。
でも、理屈で屈させることは、なかなかできません。理屈は、相手の感情をケアした上で使わなければ、ただ、追い込み、怒らせ、傷つけるだけです。
それは、自分に対しても同じです。自分に対しても、先に、充分に感情を汲んであげてください。自分だからといって「突き飛ばしていい」ということはないのです。
自分だからといって「突き飛ばさない」
・誰も称賛してくれる者が… リチャード・バートン
「誰も私のことを分かってくれない!」と感じたときは、孤独で、悔しくて、悲しくなります…。
でも、おそらく、あなたも「すべての人」の「すべてのこと」を「望むように」理解することはできません。そんなことをできる人は、聖人でさえいません。
だから、他人に理解してもらえないのは、あたりまえのことなのです。
でも、だからといって、やっぱりつらいですよね…。そんなときは、自分で自分を褒めてあげてください。「褒める」までできないなら、「大変だったね、よくがんばったよ」などと、声をかけてあげてほしいのです。
「大変だったね、よくがんばったよ」と自分に声をかける
・心でみなくちゃ… サン=テグジュペリ
かんじんなことは「目」で見えないばかりか「頭」でも分かりません。「目」も「頭」も、たいてい、ネガティブに「婉曲」します。そして、他人や自分を責めては、怒ったり、悲しんだりするのです。
そういうときは、一度、ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐きましょう。そして、身体のちからを抜き、頭のちからも抜きます。頭も身体も「空」になったら、ゆったり気持ちを落ち着けましょう。
そして、自分の感情や頭ではなく、心の奥底で何を感じているのか、を感じてください。「頭」にそそのかれないよう。心の奥の平和な静寂に、集中しましょう。
心の奥の平和な静寂に集中する
・自分自身へのこだわりが… 老子
意識するしないにかかわらず、どんな人にも、たくさんの「こだわり」があります。
こだわりは、本来、自分を楽しませるものですが、中には、自分や他人を責め、怒り、悲しませてしまうものもあります。しかも、意外と多いのです。
そのようなこだわりは、大きな「穴」があったり「無茶」だったりしますが、なかなか、それに気がつきません。それに気がつくのは、自分が苦しみ抜いた末です。
だから、怒りなどで苦しくなったら「自分を苦しめる『こだわり』があるかもしれない」と探してみてください。
怒りを利用する。それが、幸せになる「秘訣」でもあるのです。
自分を苦しめる「無茶なこだわり」があるかもしれない
悲しみと怒りでやりきれないときの【まとめ】
では「point」のおさらいです。
心豊かなあなたは「宝」の所有者
怒りや悲しみを「客観視」する
自分の「優しさ」を見つけ、受け入れる
自分だからといって「突き飛ばさない」
「大変だったね、よくがんばったよ」と自分に声をかける
心の奥の平和な静寂に集中する
自分を苦しめる「無茶」なこだわりがあるかもしれない
「怒り」はとても重く、本人にも扱いにくい感情です。さらに、怒りは、満たされなければ、悲しみまでつれてきます…。
怒りは「価値観」と結びついているので、放置すると、火に薪をくべるように、都合のよい理屈を抱えこみ、より燃え上がります。感情と理屈による「負」の歯車です。
だからといって、怒りは無視したくても、簡単にはできません。そういうときは、怒りも、他の感情と同じように「客観視」しましょう。そうすると、感情と理屈の「負の歯車」が解除されやすいのです。
「自分に『怒ってるんだね』などと声をかける」「自分の怒りを100段階で数値化する」といのも、怒りを沈静化させる「客観視」のコツのひとつです。
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