本日の名言をお届けします。今回はマリー・ストーブの名言です。
「十六歳で美しいのは自慢にはならない。でも六十歳で美しければ、それは魂の美しさだ」マリー・ストーブス
以前、ダウンタウンの松本人志さんの「年を取ることは罪ですか?」というツイートが話題になりました。前回の名言の主、ゴルダ・メイアさんも「70歳であることは罪ではない」という言葉を残しています。
日本では、年齢を重ねることや老化に対し、「劣化」と発言する人たちが増えました。たしかに年齢を重ねれば、肉体は劣化します。でも、年齢を重ねたからこその輝きもあります。
ということで、今回の名言はこちら。
名言の主、マリー・ストーブスさんは1880年生まれ、イギリスの植物学者ですが、女性としては当時珍しい性問題の研究家としても知られ、著書「結婚で結ばれた愛』『賢明な親』などがベストセラーになっています。
性問題の研究をするきっかけは、若い頃にミュンヘンで知り合った同じ植物学者の藤井健次郎氏。婚約した彼を追って来日しますが、藤井氏に冷遇され帰国。後にカナダ人の植物学者と結婚し、3年で離婚。その後、出版を手助けしてくれた実業家と結婚します。性問題を扱った著書がベストセラーになり、結婚や性生活、避妊の専門家として世界的に活躍しました。
彼女は、特に藤井氏との破局に大きな衝撃を受け、苦しみの多い半生を送りますが、もともと行動派な彼女は、その経験を基にして、世界中を飛び回るほどの成功を収めるのです。彼女のこの名言は、女性として自分自身に忠実に生きてきたからこそ、残せたものなのかもしれません。
年齢を受け入れ、老いを受け入れ、変化を受け入れる。それを愛することで、他人を受け入れ、価値観の違いを受け入れられる。そうすると、魂が輝きます。歳を重ね、美しく見える人は、その輝きを発しているのかもしれません。
日本には敬老の日があります。その言葉に見合うよう歳を重ねたいと感じます。
ひとつの名言にこだわり、記事を書いています。最近「ぼやき」になりがちで申し訳ありません。
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